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やりがいと高い技術力を誇る!若手が主役の「パイプ技研工業」

2026.2.9

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札幌未来ベースの取材でいろいろな企業に伺いますが、世の中にはいろいろな仕事があり、そこに従事している人たちのおかげで自分たちの生活が守られているのだということをあらためていつも実感。特にインフラ系の仕事に関してはそれを強く感じます。

今回、お伺いした「パイプ技研工業株式会社」の仕事もそんな一つ。給排水管の洗浄や貯水槽の清掃のほか、あらゆる配管のメンテナンスなどを手掛けています。営業部副部長の佐藤誠さん、若手として成長著しい五十嵐健人さん、杉村光さんに会社のこと、仕事のこと、やりがいなどを伺いました。

全道屈指の技術力と実績。大型施設の給排水管メンテも数多く手掛ける会社

1973年に札幌市で設立され、創業から50年以上というパイプ技研工業株式会社。給排水管の清掃やメンテナンスに関しては、技術も実績も全道トップクラスを誇ります。現在は札幌本社のほか、旭川市に支店、室蘭市に営業所を構え、北海道内全域を網羅しています。

「札幌は、みなさんがよく知っている大きなビルや大型商業施設、官公庁などの給排水管や貯水槽のメンテナンスを担当させてもらっています。もちろん、マンションや戸建てなどの住居の清掃なども行っています。ほかにも水質検査や石油など油のタンクの清掃や検査なども請け負っています。メインは給排水にまつわるものですね」

そう話すのは、営業部で副部長を務める佐藤誠さんです。佐藤さんは札幌市出身。環境衛生管理業の会社に勤務していた際、スカウトされてパイプ技研工業へ。営業マンとして入社しましたが、技術のことをしっかり学んだ上で営業にということで、1年間は技術部に所属して現場に出ていたそう。

▼こちらが、営業部で副部長を務める、佐藤誠さん。

「前の会社でも排水管清掃を行っていたのですが、パイプ技研工業に入社し、現場に入ってみて、ここの技術はスゴイと思いましたね。全道でもトップクラスと言われるのが納得でした。使っている道具も自分たちが設計して作ったこだわりの道具があるなど、仕事への取り組み方にも驚きました」

もうしばらく現場をやってほしいという技術部からのリクエストもありましたが、もともと営業スタッフが足りないためスカウトされた佐藤さん、予定通り1年で営業へ。

「現場の経験をさせてもらったのは結果としてプラスだったと思います。現場が分かっているからこそ、お客さんにうちがすごいスキルを持っていることも説明できるし、現場の人たちの気持ちも分かるし、良かったと思います」

▼創立50周年の記念写真。たくさんの社員がパイプ技研を支えてきました。
▼昭和48年9月に建築物環境衛生総合管理企業として誕生して以来、環境衛生の維持管理一筋で経営してきました。

緩やかに右肩上がりの安定経営。コエルグループに加わり、さらなる発展も期待

一般家庭やマンションなどの給排水管のメンテナンスを手掛けている会社は札幌をはじめ、北海道内には大小さまざまあるそうですが、技術力がものを言う大きなビルや大型施設を手掛けることができるのは北海道内でもわずか。

そのような中、札幌の中心部は再開発が進み、この数年で新しいビルやホテルが次々と建設され、同社にもメンテナンスの依頼が次々と入っているそう。

「延べ面積が広い特定建築物は法律で年に2回はメンテナンスすることが決まっているので、大型施設やビルを任されている当社は景気に左右されることもなく、安定しています。緩やかにですが、右肩上がりを続けているのも、それが理由だと思います。昨今はありがたいことに再開発などがきっかけで仕事が増え、忙しくしていますが、社員には毎年決算賞与で還元しています」

▼配管図面や設計資料などは、しっかりチェックします。

2019年には山形県にある設備工事会社「KOEI」の「コエルグループ」に仲間入り。グループ内には、設計や土木の会社があり、建物を建てるところからメンテナンスまでグループ会社で手掛けられるそう。

また、KOEIが開発した高性能カメラやセンサーを搭載した配管探査ロボット「配管くん」を用いて、パイプ技研工業では配管の老朽化などの見える化も行っています。

「コエルグループに入ったことで、山形や仙台はもちろん、関東方面の仕事も手掛けるように。また、当社が持っている管清掃の技術をグループ各社にレクチャーしに行くこともあります。グループに入ったことで、更なる発展、飛躍が期待できると考えています。そのためにも新しい人材が必要ですし、これまで培ってきた当社自慢の技術を若手にも伝えていかなければと思っています」

現場を任される技術部は技術1課と2課があり、1課が会社の屋台骨でもある給排水清掃などを行う部署。現在19人のスタッフが活躍しています。一方、2課は石油タンクの清掃など油専門の特殊な部署で、こちらも4人のプロフェッショナルが稼働。

配管内探査サービス Ⅰ型ロボット「配管くん」
▼給排水管洗浄の様子。配管の汚れによる、詰り・悪臭など様々なトラブルを解決します。用途に合わせて高圧洗浄、ワイヤー洗浄など各種工法を行います。

「ほとんどのスタッフが未経験者からのスタート。うちは必ずチームで動くので、一人で現場に出ることはありませんし、ベテランスタッフが仕事を教えていきます。先輩が厳しそうというイメージを持たれがちですが、うちはそういうことはなく、とにかくきちんと技術を継承していきたいという思いで分かりやすく丁寧に教えるように心がけています」

今いるスタッフの年齢層は20代から60代と幅は広いですが、年齢に関係なく冗談を言い合うなど、和気あいあいとしているそう。

「もちろん、体を使う仕事ですし、夜間作業もたまにあるため、決してラクな仕事ですとは言いません。でも、自分たちの仕事が人の暮らしを支えていると思うとやりがいもありますし、技術力を身に着け、長く安定的に働けるのは魅力でもあるのかなと思います」

▼「当社の未来を担う若手社員に、やりがい・生きがいを持って、楽しく働いて欲しい」と笑顔で語る、佐藤さん。

若手技術者2人に直撃。先輩たちの技術を見て「奥が深い」と実感

さて、ここからは技術1課で頑張っている若手2人に登場してもらい、パイプ技研工業に入社したきっかけや仕事の面白さなどについて語ってもらいます。

5年前に入社した五十嵐健人さんは、建設系の専門学校を出たあと、建設会社の現場管理者として働き、倉庫会社や内装会社に勤務。そのときにパイプ技研工業のスタッフと知り合ったのがきっかけで入社したそう。

▼こちらが、入社5年目の五十嵐健人さん。

「現場仕事は経験があったので、体力的なことなどそれほど驚きはしなかったのですが、これまでは組み立てて作り上げていくのが仕事だったのに対して、配管をどんどんキレイにしていくという作業を通じて、こういう仕事もあるんだなと初めて知りました」と話します。

一方、五十嵐さんの1年あとに入社した杉村光さんは、前職で警察の任用職員として警察署に勤務。守衛業務や雑務を行う中で、警察署に給排水管のメンテナンスで出入りしていたパイプ技研工業のスタッフに自ら声をかけたそう。

「いろいろな業者さんに自分から声をかけて、どんな仕事なのかを質問していたんです。その中でパイプ技研工業は仕事内容も分かりやすいし、手に職をつけたいという気持ちもあり、誘ってもらったのを機に入社を決めました」とニッコリ。「実際入社してみて、警察署で見ていたよりも奥が深い仕事なんだというのが分かりました」と続けます。

▼こちらが、入社4年目の杉村光さん。

五十嵐さんは「先輩たちは、管の詰まり具合などの状況を音や匂いで判断するんです。それがすごいなと思っていました。現場で一つひとつ教えてもらい、自分もだいぶ分かってきましたが、まだまだ先輩たちには学ぶことがたくさんあります」と話します。また、一つとして同じ現場がないため、毎回勉強になるとも言います。

杉村さんは「技術職なので、最初、先輩たちは厳しいのかと思っていたけれど、逆に皆さん気を遣ってくれて、丁寧に仕事を教えてくれるので、ありがたいですね。おかげで、少しずつですけど、自分の成長を感じられるのが楽しい」と話します。

「気付けばあっという間に年数が経っていたという感じだよね」と五十嵐さん。それくらい夢中になって仕事に取り組んでいたということ。杉村さんが「奥が深い」と言うのも納得です。

▼水道水をためる集合住宅やビル等において、水道水を貯めるタンクを貯水槽(受水槽)と呼びます。定期清掃と水質検査が義務付けられており、当社では年400件以上の清掃実績があります。
▼車両設備に問題がないか、作業前後にしっかり点検を行います。

大変でも誰かがやらなければならない仕事。やりがいを感じながら仕事に取り組む

普段は朝早くから仕事が始まり、終わるのも早め。そのあとの時間は趣味や遊びに存分使えるそう。ただたまに夜勤もあるそうですが、「それも経験だと思えば苦ではない」と杉村さん。

五十嵐さんは「確かに夜勤はあるけどきちんと休みがもらえるし、手当てもきちんと出るからね」と話します。これまで勤めた会社は休みがもらえないこともあり、無理をしなければならないこともあったそうですが、パイプ技研工業は休みや手当てなどがしっかりしているから不満はないそう。

北海道内各地で仕事があるため、出張に行くことも多いという2人。平均2泊3日ですが、長いと1週間近くになることもあります。それでも、「だいたい3人1チームで行くので、先輩たちとミーティングという名の飲み会を開くのが楽しい。普段はみんなマイカー通勤で仕事終わりに飲みに行けないから」と杉村さん。ベテランの先輩がいるときは、「先輩たちが昔経験した現場の話を聞くと勉強にもなるし」とも言います。

▼現場を支える、期待の若手コンビ。最近、一緒の現場が増えているという五十嵐さんと杉村さん。「助かります」という言葉に「いやいや!」と返すやり取りは、まるで息の合ったキャッチボールのよう。この二人が揃えば、現場の雰囲気も自然と明るくなります。

貪欲に仕事に取り組む若手の2人ですが、最近は一緒の現場に行くことも増えているそう。「彼はすごくよく動いてくれるので助かります」と五十嵐さんが言うと、「いやいや、先輩のほうが動いていますよ」と笑う杉村さん。2人のやり取りを見ていると、現場でのコンビネーションの良さも伝わってきます。

仕事での面白さややりがいについて尋ねると、「お客さまに感謝されるとすごく嬉しい」と杉村さん。また、五十嵐さんが「住宅排水で詰まっているところがゴボッという音とともに貫通したときは、気持ちいいよね」と言うと、杉村さんも「やっぱりその瞬間はやった!って思いますよね。あと、配管の中って普通は奥の方を見ることができないんですけど、カメラが付いた配管くんを入れてすごくキレイになったのを見ると感動しますね」と楽しそう。

また、「うちは大きなビルなども手掛けているので、普段は入ることができないビルの屋上などに入れるのもちょっとワクワクします」と話します。

「ご家庭からのご依頼では、作業後にお客さまから直接感謝の言葉をいただけるのが一番嬉しいですね」と語る杉村さん。

また、2人は会社に入ってからいろいろな資格も取得。自動車の中型免許やクレーンや玉掛けなどを持っているそう。車や重機関連以外にも、マンホール内で仕事をする際に必要な酸素欠乏危険作業者といった資格も入社後に会社のサポートを受けて取得したとのこと。

「そういう会社の手厚さもありがたいなと思います」と杉村さん。手厚さという点でいえば、汚れた作業用のつなぎを会社で毎日洗濯してくれるのもありがたいと2人は口を揃えます。

「作業しているとどうしても汚れてしまうのですが、毎日パートの方が洗ってくれるので助かっています」と五十嵐さん。杉村さんは「お母さんみたいな方で、よくおにぎりをもらいます」と笑います。

▼円滑な業務に欠かせない、営業事務と営業スタッフの密な打ち合わせ。細かな情報共有が、迅速な顧客対応を支えています。互いの専門性を尊重し、笑顔で意見を交わす姿からは、部門を越えた強い信頼関係が伺えます。

最後に、もし後輩が入ってくるとしたら、どんな人が向いていると思うかを尋ねると、「汚れることもあるので、あまり細かいことを気にしない人かな。体も動かすので体力もある程度あったほうがいいかも」と五十嵐さん。

「僕たちの仕事は管の中をキレイにすること。だから、最初から現場がキレイなわけではないし、最初はビックリすることもあると思います。でも、誰かがやらなければならない仕事を自分たちがしていると思えば、やりがいもあるし、キレイになったときの爽快感はこの仕事じゃなければ味わえないものだと思います。だから、使命感や責任感があって、チームで仕事ができる人かな」と杉村さん。

私たちが快適な暮らしを送れるのは、見えないところをキレイにメンテナンスしてくれる彼らのような技術者たちがいるからこそ。2人の話を聞いていて、自分たちの仕事に誇りを持って働いているのがよく伝わってきました。

▼地域社会の環境衛生を支えるこの仕事は、インフラが存在し続ける限り、決して絶えることはありません。パイプ技研で、将来にわたってあなたを支える「一生モノの技術と知識」を身につけませんか。
佐藤 誠さん

パイプ技研工業株式会社
営業部 副部長

佐藤 誠さん

五十嵐 健人さん

技術部

五十嵐 健人さん

杉村 光さん

技術部

杉村 光さん

北海道札幌市東区東雁来6条2丁目1番43号

TEL. 011-787-0003

https://www.pipe-g.co.jp/

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