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市内の高校とタイアップ!金融学習発表会をアクサ生命が企画

2023.10.31

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札幌の街が再開発によって、大きく変わり始めているここ数年。これからどんどん街の様子が変わるのだろうなぁと感じています。札幌駅、大通、すすきのはもちろんですが、さらに少し足を伸ばした中島公園付近にも新たな人の流れができそうな予感が…。

なぜなら、フランス保険大手のアクサグループが地上14階建てのビルを建設しているから。ちょうど札幌パークホテルの向かい側に現在建設中です。アクサ生命などグループ企業のオフィスのほか、外資系の高級ホテルや商業施設も入るそうで、完成は2025年を予定しているとのこと。

そのアクサ生命、地域の人々の健康増進や地域経済の発展のため、北海道と包括連携協定を結んでいます。ここで「なぜ北海道と?」と思う人もいるかもしれませんが、実はアクサ生命は東京だけでなく、札幌にも本社があるのです。東日本大震災のあと、リスクヘッジも考慮し、2014年に第二本社として設立。現在、札幌本社には600名ほどの社員の方が在籍しています。つまり、アクサ生命は札幌と深く縁があるというわけなのです。

さて、前置きが長くなりましたが、今回登場していただくのは、アクサ生命札幌本社に勤務する丸尾真司さん(MCVP推進部MCVP第一課担当課長)です。丸尾さんは、札幌市内の高校とタイアップし、面白い金融学習のイベントを実施。今回はそのイベントのことを中心に話を伺うとともに、道外出身で、コロナ禍に転勤で札幌へやってきたということで、丸尾さんの札幌での暮らしについても合わせて伺いました。札幌に転勤になった! 転勤になる可能性がある! 移住したいと考えていた! という方も、ぜひ参考にしてください。

高校生向けの出前授業を発展させた、高校生による金融学習発表会

丸尾さんのお話を伺う前に、アクサ生命について少々説明を…。1817年にフランスで誕生したアクサは、世界51の国と地域で保険や資産運用に関するサービスを提供する業界のリーディングカンパニーです。日本では、1994年にアクサ生命がアクサの一員として誕生。現在は、アクサ生命、アクサダイレクト生命、アクサダイレクトの3社がそれぞれ連携を取りながら、日本で事業を展開しています。

近年、これまで資産運用や保険などの金融商品に興味を示さなかった人たちの中にも、自身の資産を守り、増やすために何か始めようとする人たちが増えています。同時に、教育現場でも、金融について早い段階から子どもたちに学ばせようという動きが見られます。そこに着目したのが丸尾さんです。

こちらがお話を伺った丸尾真司さん

「僕は、官公庁などを担当する法人営業としての業務も担っていますが、全国各地にいる金融経済教育推進プロジェクトのメンバ―の一員として、学生向け金融経済教育の出前授業や一般の方向けの金融に関するセミナー、研修を開催しています。広くアクサ生命を知ってもらうための広報的な活動も行っているんです」

高校生が自信と希望を持って自分の人生を歩めるようにと行われるアクサ生命の出前授業。自分の人生を経営する「ライフマネジメントⓇ」という考え方に基づき、授業が行われます。必要な正しい金融と経済の知識を身に着けるきっかけになると好評なのだそう。

丸尾さんは、この出前授業のあと、高校生たちがアウトプットする場があればさらに学びが深まるのではと考えていました。そして行われたのが、「高校生による金融学習発表会」でした。

「実は、最初から高校生の発表会をやろうと企画したわけではなかったのです。たまたま某新聞社の資産運用フェアのセミナー枠というものがあり、ほかの会社とちょっと違うことができないかなと思ったのがはじまりなんです。それで、せっかくならこのセミナー枠を高校生のアウトプットの場にしようと思いつきました」

※「ライフマネジメントⓇ」はアクサ生命保険株式会社の登録商標です。

札幌の発表会を機に、ほかのエリアでも同様の取り組みを始める動きが

昨年(2022年)に初回を実施し、今年も3月の資産運用フェアに合わせて開催。今年は札幌日大高校、札幌龍谷高校、札幌光星高校、石狩翔陽高校の4校が発表会に参加しました。発表会までの流れとしては、まず事前に同社のファイナンシャルプランニング技能士が各校へ出向き、生徒に金融学習の授業を実施。その後、発表会に向けてのアドバイスなどを複数回行い、内容を固め、フェア当日は生徒たちがたくさんの人の前で発表を行います。

「ファイナンシャルプランニング技能士から教えてもらったことをただ発表するだけだと面白くないと思ったので、生徒たちに楽しく取り組んでもらえるよう、あらかじめ設定を設けました。3人の戦国武将が現代のファイナンシャルプランニング技能士に転生したという設定で、1人の高校生の夢を叶えるためにはどうすればいいかを金融知識を用いてアドバイスする内容を発表してもらうようにしました」

札幌龍谷学園高等学校での授業の様子。※写真提供:北海道新聞社様

現代に転生してきたFP武将は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人。その中から1人を選び、生徒が演じます。将来、家族と笑顔で幸せに暮らすことを願う高校生が、現代社会において夢や目標を叶えるためにはどのようなライフプランを立てていけばいいかを具体的な数字を入れながら組み立てていきます。

「参加してくれた高校生の皆さんは、ファイナンシャルプランニング技能士の説明をきちんと理解した上で、素晴らしいプランを考え、発表していました。フェアに来ている大人たちを前に堂々としていてすごいなと思いました。今回の活動をきっかけに、未来の社会を担う彼らが保険や金融により興味を持ってくれたら嬉しいですね」

参加した学校からも好評だったそうで、今後も継続して行い、認知を高めていきたいと丸尾さん。さらに、札幌で始まったこの企画をきっかけに、他府県でも同じような取り組みが始まっているそう。道内では、旭川で高校生の金融ディベート大会を開催。ほかのエリアからも、学生と一緒に何かできないかという問い合わせや相談が丸尾さんのところに寄せられています。

「新しいことに挑戦したり、自分たちで仕掛けたりするのは楽しい。それが世のため、人のためになるなら、なおのこと嬉しいです。営業の人間である自分が、イベントを企画して実行するのは、正直本当に大変。慣れないこともいっぱいですし、各所への調整ごともありますし…。でも、学校の授業の一環として、10代から人生を経営する感覚を身につけ、家計管理やライフプランを理解し、基本的な金融商品の特徴や資産形成の視点などを育むことはとても大切。保険・金融業界に携わる者として、教育機関との連携はこれからも続けていきたいですね」

札幌は住みやすい街。自然豊かで子育てする環境としても◎

続いて、2020年7月、まさにコロナ禍に転勤で札幌へやってきた丸尾さんに札幌での暮らしについて伺うことに。奥さまが札幌出身ということで、もともと縁があった場所だったそうです。

「実は、里帰り出産をするために妻が一人で札幌に戻った翌日、なんと転勤の辞令が出ました(笑)。そのあと、僕は一人で東京の荷物を片付けて、引っ越しの準備をして、7月に札幌へ。そしたら、すぐに息子が生まれて…。こちらに引っ越してきたときは、バタバタと本当に慌ただしかったです」

丸尾さんは、熊本生まれ。中学・高校は長崎で過ごし、大学は筑波大学へ。同大大学院を卒業後、アクサ生命に就職。会社では東京、大阪、東京と転勤を経験し、現在は札幌。「親も自分も転勤族で、僕はどこに行ってもそれなりに楽しくやっていけるタイプなんです」と言うものの、「いろいろ住んだ中でも札幌は住みやすい街ですね。都市機能がきちんとあって、しかもコンパクトにまとまっているので便利。公園に緑が多くて、子育てをする環境もいいですし、食べ物もおいしいし」と、なかなか気に入っている様子。

そして今年、転勤族であるにも関わらず、札幌に家を新築するという大きな決断をします。奥さまの実家からほど近い場所に構え、家族で札幌の生活を満喫しているそうです。

「ゴルフが趣味なのですが、札幌や近郊には、手ごろな料金で利用できるゴルフ場がたくさんあるのがいいですね。東京時代は2時間かけてゴルフ場に行っていましたが、札幌はすぐ近くにいいゴルフ場がたくさんあるのがいい!」

また、東京にいた頃はロードバイクをやっていたという丸尾さん。「すっかりご無沙汰しているのですが、北海道は走ったら気持ちよさそうなところがたくさんあるので、ロードバイクも復活しようかなと思っています。屋外の趣味を堪能できる豊かな自然や環境がそろっているのも北海道のいいところですよね」と話します。

唯一、悩みのタネというのが、雪が降り積もる冬の生活。「ちょっとまだ慣れなくて…。特に雪道は、恐る恐る小股で歩いています」と苦笑い。ウインタースポーツも体験していないとのことで、「せっかく札幌にいるのでやってみようかな」と話します。

札幌市内で行われた記者会見の様子

「中島公園のビルが完成するころ、僕が札幌にいるかは分かりませんが…」と丸尾さん。転勤族の宿命で、いつかは札幌を離れなければならないかもしれませんが、「その際は単身赴任ですね。札幌は帰ってくる場所」と話します。奥さまの実家があるということを除いても、全国あちこちで暮らした経験がある中、住みやすいと話す札幌は、丸尾さんにとって拠点であることに変わりはないようです。

丸尾さんは現在38歳。大学院では会社法を専攻していましたが、保険法に面白さを感じて、アクサ生命に入社。最初は事務部門に勤務していましたが、「長い目で見たとき、営業経験があったほうがいいであろう」と将来のキャリアを考え、社内のジョブポスティング制度を利用。営業のセクションへ異動した経験があります。「これからも自分なりにキャリアを組み立てながら、新しいことにチャレンジすることも忘れず、仕事に取り組んでいきたいです」と話します。

最後に、「市内の高校とのタイアップ企画、自分が札幌にいる間にさらに発展させていけたらと考えています!」と熱く語ってくれました。

MCVP推進部 丸尾 真司さん

アクサ生命保険株式会社

MCVP推進部 丸尾 真司さん

北海道札幌市中央区北2条西4丁目4-1 札幌三井JPビルディング18F

TEL. 011-558-3870

https://www.axa.co.jp/

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